「僕は阪大時代にも塾で教えていたんですが、多くの受験生は『僕は何をやればいいんですか?』って聞いちゃうんです。でも、先生はその子の脳みそになれないから、一般的な意見しか言えません。自分で考えてやってみる過程で、『これをやっているんですけどどうですか?』って先生に聞くような視点があればいいなと思うんですね。そういう『自分の頭で考える人』のほうが時間はかかるけど伸びる傾向がありました。自分は浪人して、それができるようになったのが本当に大きいと思います」
自分にしかできないコンテンツ作りを意識
現在、教育というフィールドで活躍するでんがんさん。最近では中学理科の参考書(『でんがん先生と学ぶ 中学理科のきほん 60レッスン』)も上梓しました。
そしてYouTuberも続けているでんがんさんは、「血が通う」動画を作ることをつねに意識して動画を作っています。
「ターゲットをイメージして明らかにすることが大事だと思います。たとえ似た企画をやるにしても、自分の血の通ったコンテンツを作ることを意識しています。成果物はその人の味があるかどうかで希少価値が上がると思うんです。だから、自分にしか出せない血を出すことを意識しています」
「みなさんも一緒に、一生に一度の成果物を作りましょう」と語ったでんがんさん。かつて私が浪人時代に画面で憧れて見ていた彼はやはり、血の通った熱い人間なのだと思いました。
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