「食べなくても太る」を解決、漢方の体質別減量法 ダイエット効果をUPさせる「2つのスパイス」

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水太りタイプ:水はけが悪い、下半身太り

□ 上半身に比べて下半身が太っている
□ 舌の縁に歯型がつく
□ 足がむくみやすい
□ 関節痛がある
□ お腹周りを触ると冷たい
□ 頭痛やめまい、耳鳴りなどがある
□ 体が重だるい
□ ビールなど冷たい飲み物を飲むことが多い

体に余分な水分(水毒)が溜まることが原因で太るタイプです。

水分や、冷たいものや甘いものの摂りすぎ、運動不足などによる筋力の低下、内臓機能の低下による代謝低下などが原因で、体内に溜まった水分が問題となります。水は下方に溜まりやすいので、下半身太りになりやすい傾向があります。

特に夏は熱中症や脱水を恐れるあまり「たくさん飲まなくては」と、たくさんの水分を摂取している人が多いようです。しかし、その水がうまく排出されないと「水毒」になります。

水分を摂りすぎているか判別する方法に、漢方の診断法である「舌診(ぜっしん)」があります。ご自身の舌を鏡で見て舌の縁に歯の痕がついていたり、ボテっとしていたりしたら水毒の可能性があります。

水毒対策として心掛けたいのは、「水分は少量ずつ摂る」「足や腹部を冷やさない」「入浴はシャワーだけで済ませず、ぬるい湯に10分程度浸かる(水圧がかかることにより水分代謝がよくなり水毒解消につながる)」「ウォーキングやスクワットのような下半身を鍛えるトレーニングを行う」などです。

おすすめのツボは、陰陵泉(いんりょうせん)です。気持ちのよい強さで押します。むくみがひどい場合は、オイルマッサージもおすすめです。

ひざの少し下、腓骨のくぼみにあるツボ(イラスト:ナミッコ/PIXTA)

5つの味をバランスよく摂る

漢方では「五味」をバランスよく摂るのが理想の食事と考えます。五味とは酸苦甘辛鹹(塩)のことですが、これらが偏ると体に害を及ぼします。

食材は甘(甘いもの)や鹹(塩からいもの)が多く、意識しないでいると味は偏りやすくなります。

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