日本の秋は湿気もなく、一年中で最もすがすがしくさわやかな季節です。実りの季節でもあり、「食欲の秋」ともいわれます。
秋は食べ物を体に蓄える季節
東洋思想では、秋を支配する気は「収(しゅう)」で、収穫したものを体に蓄えておくイメージです。食べ物の少なくなる冬に備えて、実りの秋によく食べて体に蓄えておくのは、動物本来の本能からきています。
また、秋には「燥(そう)」の気を受けて、人の体も乾燥します。過度な乾燥はよくありませんが、程よく乾燥することによって、胃腸の働きが良くなり食欲が増します。
今年の夏は暑かったので、水分補給をしすぎた結果として胃腸が弱っていた方も、秋になって胃腸も元気を取り戻したことで、食欲が湧きやすくなったのではないでしょうか。
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