「雑談をしない」管理職が職務怠慢と言われる理由 職場の心理的安全性を高める上司のコミュ力
職場の心理的安全性に不可欠な相互理解や適切なサポートの提供には、お互いにコミュニケーションをたくさん取ることが大事です。これに異論のある人はいないでしょう。
そしてコミュニケーションの頻度は、できるだけ多いほうが望ましいと言えます。最近は、多くの会社が1on1を取り入れています。よい傾向ではありますが、とはいえ月1回の1on1がその部署でのコミュニケーションのすべてだとしたら、十分な頻度とは言えません。月1回よりも週1回、さらには少しの時間でも毎日話せる状態が理想です。
雑談が苦手な上司の誤解
日々のコミュニケーションに欠かせない雑談ですが、「雑談が苦手」というマネジャーは多いようです。
理由のひとつは、仕事中に仕事と関係のない話をするのは気が引けるというもの。あるマネジャーは私に、「『昨日のあのテレビ見た?』といった他愛もない雑談は仕事中にしづらい」と話してくれました。
雑談が苦手なもうひとつの理由は、「自分からネタを提供しなければならない」「自分のことを話さなくてはならない」という思い込みです。そのため、「仕事中に自分の話をして相手にウザがられたらどうしよう」「自分の話に興味なさそうだったらショックだ」と心配しているのです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら