また会いたくなる人は「4:6」で話している 人としての「教養」が試されている
何度でも会いたくなる人と、そうではない人。また、話がすっと通る人と、あまり聞いてもらえずスルーされる人。いったい何がそれらを分けているのでしょうか。
5000回を超える講演などを中心に活躍し、『心を動かす話し方』の著者でもある堀紘一氏に、話し方、伝え方の極意について聞いてみました。
「何を伝えたいか」が大事
私はボストンコンサルティンググループ(BCG)の時代から、多いときは年間200回以上、トータルでおそらく5000回以上の講演をしてきた。その経験上、テクニック(技術)だけで伝えようとすると、本質を見失ってしまう。テクニックは「あれば、なおヨシ」というくらいのもの。肝心なのは、第一に「話の中身」なのだ。つまり、伝え方の本質は「話し方や伝え方のテクニック」ではなく「何を伝えるか」にある。
こう言ってしまえば当たり前のことに聞こえるかもしれないが、実際のところ多くの人がこの点を蔑ろにしている。踏まえておいてほしいのは、「うまく話そう」と思わないことだ。
言葉巧みに一方的に話して、こちらの言い分を説得できるほど相手は甘くない。商談などではかなりの確率でこちらより相手のほうが賢く、上手であることが多い。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事