また会いたくなる人は「4:6」で話している 人としての「教養」が試されている

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コミュニケーションの根幹は「相互尊敬」であり「相互信頼」にある。そして、その能力を最終的に決めるのは、話し手の中に詰まっているコンテンツの広さと深さ。もっと言うなら「教養」である。

話の中身はマトリックスで精査せよ

話は中身が大切――わざわざ私に指摘されなくても、「そんなことは当たり前」と思うことだろう。他人に話をする際、皆さんはどんなことをしているだろうか。そもそも、話の中身をきちんと精査しているだろうか。

まずは話の中身を精査する際、何を意識すべきかを教えよう。どう話を組み立てれば、自分の言いたいことが相手に伝わるようになるか。話の中身、すなわちコンテンツを決める際は、つねに「話の中身を精査するマトリックス」を意識する。

雑談でも、商談でも、そして講演でも、このマトリックスでコンテンツを組み立てる。

この中で最悪なのは、「①相手が知っている話×④相手が関心のない話」の組み合わせでベラベラとしゃべること。関心がないうえに、すでに知っていることを話してしまっては、相手の眠気を誘ってしまう。

また、「①相手が知っている話×③相手が関心のある話」という組み合わせでも、相手は退屈する。すでに知っていることばかり話しては、「退屈な人だな」と思われるのがオチである。

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