初対面でも話を引き出すNHKアナの秘密 相手の本音は「5秒の沈黙」で引き出せる
人は、どうしても自分の聞きたいことを聞いてしまいます。しかし、それは必ずしも相手が話したいことと一致するとはかぎりません。
こっちが根掘り葉掘り聞いている一方で、相手は「こんな話はしたくない」「本当は違う話をしたいのに」と思っている可能性もあります。そのようなコミュニケーションを続けていても、会話は盛り上がりませんし、相手の本音を聞くこともできないでしょう。相手に嫌われることさえあります。
聞くことは「我慢、我慢、我慢」の連続
相手の話を聞くときは、まず相手の話を受け止めることが大切です。話を聞く前に自分の意見を言うのは絶対にダメです。
NHKアナウンサーがインタビューをするときもそうですが、相手が最初から言いたいことを口に出してくれるとは限りません。多くの場合、相手は何をどうやって言おうか、頭の中で考え、悩みながら話をします。そのため、話題があっちにいったり、こっちにいったりすることもあれば、しばらく言葉が出てこなくて沈黙してしまうこともあります。
このとき、相手は一生懸命、何かを答えようとしています。これを遮らないで我慢して聞くことが大切です。
相手から期待するような言葉が出てこないと、こちらが話してしまったり、「こういうことなんですね」などと相手の意見をまとめたくなったりします。気持ちはわかりますが、グッと堪えましょう。なぜなら、それはこちらの意見にすぎませんし、相手が言いたいことまでたどり着いていないからです。
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