アイデアが冴えない人は考え方の基本を知らない 個人的な強い思いがあるとビジネスが強くなる
ChatGPTなどの生成AIの登場で世の中が急速に、また大きく変化を遂げる中で、日本でも2022年に岸田政権が「スタートアップ育成5か年計画」を発信するなど、政府機関や自治体がスタートアップ企業を支援する取り組みが急ピッチで進められています。
今回はそんな盛り上がりを見せているスタートアップビジネスの種となるアイデアを「どこから」、そして「どのように」掘り起こしていくべきか? 人型ロボットスーツ開発の草分け的存在であるCYBERDYNE(サイバーダイン)ほか多くのスタートアップに携わってきた久野孝稔氏が上梓した『How To STARTUP』からそのポイントを解説します。
ビジネスアイデアを作る方法
スタートアップは、「J カーブ」と呼ばれる成長曲線を描く点が特徴的です。この成長曲線は、「事業開始後の数年間は赤字であるものの、その後に短期間で急成長を果たして、黒字転換によって累積損失を回収する」ことを示しています。
スタートアップの成長速度は驚異的で、ビジネス界で最も注目されるトピックの1つとなっています。
スタートアップの核となるのは、新しいアイデアや技術を生み出すこと。ただ、このように言ってしまうと「どうやるか見当もつかない」と思われるかもしれませんが、実はそれほど難しいことはありません。
ビジネスの世界では、自分の資源をサービスに変えた付加価値を市場で交換して収益を得ます。この「自分の資源をサービスに変えた」ものがビジネスアイデアであり、自分を掘り下げることであなたオリジナルのビジネスアイデアは必ず見つかります。少なくとも私はそう考えています。
では、実際にどのようにやっていけばいいか? 順を追ってビジネスアイデアを作る方法を紹介していきましょう。
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