なぜか機嫌がいい人がしている「なるほど」な工夫 不機嫌な人は残念ながら幸せにはなりにくい
不機嫌な人は誰からも愛されない
以前の職場で、いつも不機嫌な女性がいました。朝、「おはよう!」と言っても、無表情にあいさつするだけ。頼みごとをしても「私も忙しいんですけど」としぶしぶ。だれかがミスすると、「困るんですよね。ちゃんと責任とってください」と怒り出す。彼女がイライラし、ブツブツ言っていると、みんな「なにかあったかな?」「自分じゃないよね?」……と凍りつく状態でした。
不機嫌な人は、不機嫌が許される状況だから、不機嫌でいられるのです。周りが、自分の機嫌の悪さを察してくれるだろうという甘えがあるのかもしれません。
世の中の人間関係は、単純に「好き嫌い」の感情で動いています。私たちは理屈抜きに、明るくて機嫌のいい人が好き。不機嫌な人は好きになれない。他人は、すべてを受け入れてくれる人ばかりではありません。多くは、不機嫌な人を「できるだけ避けたい」と思います。それが人間の感情というもの。
それに不機嫌な人は、どんなに仕事ができたとしても、幼稚に見えてしまいます。嫌なことをすぐに顔に出したり、少しのことで騒いだり、人のミスを非難したりする姿は、精神的な学習をしてこなかったのかとさえ思われるでしょう。「愛されたい」との思いで不機嫌な態度をとっていても、不機嫌な人は愛されず、信頼もされないのです。