なぜか機嫌がいい人がしている「なるほど」な工夫 不機嫌な人は残念ながら幸せにはなりにくい

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

役割や仕事を与えられたとき、「人の期待に応える」ということは大事です。相手の期待を1%でも超えることで相手は喜び、信頼してくれるようになります。ただ、すべての期待に応えるのではなく、「ここだけは期待に応えよう」というポイントを押さえればいいのです。

できない部分は、素直に「ちょっと難しい」「助けて」と言っても大丈夫。成長しようとすることは大事ですが、できるだけ素の自分でいられる人間関係を目指しましょう。

「お茶碗を洗うタイミング」でケンカに

(まんが:Jam)

以前、友人のAさん、Bさんが共同生活をすることになりました。気持ちよく共同生活を送るために「掃除は当番制」「必要のない電気は切る」など、細かくルールをつくって壁に貼り、楽しくやっているように見えていたのですが、この生活は半年ももちませんでした。

『まんがでわかる  感情の整理ができる人は、うまくいく』(PHP研究所)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

原因は茶碗洗いです。Aさんは食事をしたあと、すぐにお茶碗を洗うタイプ。一方、Bさんはしばらく水につけておくタイプで、そのまま朝まで放置することも。Aさんは当初、目をつぶっていたのですが、ある日「ねぇ、すぐに洗おうよ」と注意したところ、口ゲンカになり、そのまま険悪な状態に突入。数日後、「もう、一緒に住むのはやめましょう」という結論に。

いえ、茶碗洗いはきっかけにすぎず、日ごろからたまっていた鬱憤があったのです。人間は自分に甘く他人には厳しいものです。自分基準で相手を見て、イライラします。でもイライラするポイントは人それぞれ。待たされること、礼儀がなっていないこと、食べ方が汚いこと……。相手にどの程度、好意をもっているかも関係してくるでしょう。

相手はなにを大事にしている人か、なににイライラするかのポイントを知って対処することで、人間関係もスムーズにいくようになります。「私、こういうところでイラつくのね」と自分の性質を知っておくと同時に、「自分にも至らないところがある」と謙虚になることも大事かもしれません。

有川 真由美 作家

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ありかわ まゆみ / Mayumi Arikawa

鹿児島県姶良市出身、台湾国立高雄第一科技大学応用日本語学科修士課程修了。 化粧品会社事務、塾講師、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリー情報誌編集者など、多くの職業経験を生かして、働く女性へのアドバイスをまとめた書籍を刊行。韓国、中国、台湾でも翻訳される。

この著者の記事一覧はこちら
Jam 漫画家・イラストレーター・ゲームグラフィックデザイナー

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

じゃむ

人間関係の悩みを描いたマンガ「パフェねこシリーズ」がTwitterで累計50万以上リツイートされ話題となる。著書に『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』(サンクチュアリ出版)のほか、『にゃんしゃりで心のお片づけ。』(PHP研究所)、『マンガ版 ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術』(マンガ担当/三笠書房)、『言いにくいことはっきり言うにゃん』(笠間書院)、『まねきねこのうた』(秋田書店)、『続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』(サンクチュアリ出版)などがある。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事