なぜか機嫌がいい人がしている「なるほど」な工夫 不機嫌な人は残念ながら幸せにはなりにくい
役割や仕事を与えられたとき、「人の期待に応える」ということは大事です。相手の期待を1%でも超えることで相手は喜び、信頼してくれるようになります。ただ、すべての期待に応えるのではなく、「ここだけは期待に応えよう」というポイントを押さえればいいのです。
できない部分は、素直に「ちょっと難しい」「助けて」と言っても大丈夫。成長しようとすることは大事ですが、できるだけ素の自分でいられる人間関係を目指しましょう。
「お茶碗を洗うタイミング」でケンカに
以前、友人のAさん、Bさんが共同生活をすることになりました。気持ちよく共同生活を送るために「掃除は当番制」「必要のない電気は切る」など、細かくルールをつくって壁に貼り、楽しくやっているように見えていたのですが、この生活は半年ももちませんでした。
原因は茶碗洗いです。Aさんは食事をしたあと、すぐにお茶碗を洗うタイプ。一方、Bさんはしばらく水につけておくタイプで、そのまま朝まで放置することも。Aさんは当初、目をつぶっていたのですが、ある日「ねぇ、すぐに洗おうよ」と注意したところ、口ゲンカになり、そのまま険悪な状態に突入。数日後、「もう、一緒に住むのはやめましょう」という結論に。
いえ、茶碗洗いはきっかけにすぎず、日ごろからたまっていた鬱憤があったのです。人間は自分に甘く他人には厳しいものです。自分基準で相手を見て、イライラします。でもイライラするポイントは人それぞれ。待たされること、礼儀がなっていないこと、食べ方が汚いこと……。相手にどの程度、好意をもっているかも関係してくるでしょう。
相手はなにを大事にしている人か、なににイライラするかのポイントを知って対処することで、人間関係もスムーズにいくようになります。「私、こういうところでイラつくのね」と自分の性質を知っておくと同時に、「自分にも至らないところがある」と謙虚になることも大事かもしれません。
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