アイデアが冴えない人は考え方の基本を知らない 個人的な強い思いがあるとビジネスが強くなる

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まずは「経験」から。ノウハウがあるということはその経験を誰に使うか、何に使うか、どう加工して提供するかという具体性のある情報を持っているということです。成功、失敗どちらの経験も価値のある情報です。経験には時間という濃縮された価値が詰まっています。ノウハウを利用することで誰かの成功確率を高めてあげることができます。

次に「知識」です。何に詳しいかという知識で優位性のある市場を選ぶことができます。また、ビジネスアイデアの組み合わせの幅も広がります。知識のある、または知識欲のある業界を選び、顧客心理を知っている顧客層をビジネスの相手にするなど、知識はあなたのビジネスの成功確率を高めます。

「スキル」は自身の得意不得意をあらかじめ知っておくことが大事になってきます。自分が何をどこまでやるのかという役割分担の意識が芽生えます。全て自分でやらないと気が済まない人はその部分が弱点になることもあります。自分のスキルを知ることは、できない部分は、他人に頼ったり、外注を使ったりと効率的な運営を考えていくきっかけにもなります。

有効な「人脈」の棚卸しはあなたのビジネスの可能性を無限に広げてくれます。人を知っているということはビジネスにおいて大きな価値となります。これからの時代は世界が市場となります。グローバルに人を知っていることで、日本だけではなく世界でビジネスができるチャンスが広がります。あなたが人をつなぐだけでもビジネスになります。

社会に対する怒りがスタートアップ企業の原動力に

最後に「情熱」です。経験・知識・スキル・人脈というのは自分が「できること」ですが、「情熱」は自分が「したいと強く願う心」です。「できること」と「したいこと」が合致したときに人は大きなエネルギーを発生させ、没頭することができるようになります。

また、怒りというのも情熱の大きな部分に関係します。社会に対する怒りという要素はスタートアップ企業の原動力になることが多いです。

それから、時間をかけて取り組んできたことやお金を注ぎ込んできたこと、ワクワクすること、苦もなくできていることなどもこの情熱の視点でのヒントになります。

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