"原稿なし"で長スピーチ「頭真っ白」を防ぐ超話法 「緊張せずスラスラ話す」ために一番大切なこと

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秘訣は「一言一句まで覚えようとしない」こと。

「てにをは」にこだわることもありません。

人の脳はとても優秀です。枝葉末節まで覚えなくても、「◎◎関連の内容だな」とテーマを思い浮かべるだけで、細部まで芋ヅル式に思い浮かぶようにできています。

スピーチを大まかな構成に分ける

そこで、このスピーチ全文を内容によって段落分け(グルーピング)をしてみてください。

1段落目は「呼びかけ」、2段落目は「自己紹介」というように文章を要約する作業を「抽象化する」と表現します。この抽象化を行う作業は、日常でもとても役に立ちます。

ちなみに私は、次のように抽象化をしました。

【1】 呼びかけ
田中くん、美香さん、おめでとうございます。

【2】 自己紹介
田中くんと同じ支店に3年早く入社いたしました大島と申します。

【3】 新郎の素晴らしさ
私たち営業一課に田中くんが配属されたのは、去年の春でした。そのとき、彼はすでに担当エリアのリサーチを済ませていました。そして、あっという間に新規のお客様を開拓し、またたく間に社内のトップセールスとなったのです。情熱的で、仕事ができる田中くんに、私たちはいつも大きな刺激をもらっています。そんな彼ですから、私生活でも美香さんと連携して素敵な家庭を築かれるに違いありません。

【4】 お願い
実は私は、田中くんと仕事終わりによく飲みに行くことがあります。明るい彼といると、どんなときでもエネルギーをもらえるような気がするからです。ご結婚は大変おめでたいのですが、飲みに行く回数が減ると思うと少し寂しい気もします。奥様の美香さん、たまには田中くんをお貸しください。

【5】 心からの祝福
本日は本当におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

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