私が記憶の競技大会で、一番注意していたのが「ど忘れ」です。
大会では、いったん「頭が真っ白」になってしまうと、思い出そうとすればするほど焦ってしまい、泥沼にはまるように調子が崩れていきます。
これは私の経験上、確信していることなのですが精神状態が落ち着いていれば「ど忘れ」は起こりにくくなります。
スピーチでも同じです。
スピーチの構成を頭に入れていれば、安心して本番に臨めます。
仮にど忘れで「頭が真っ白」になってしまったとしても、記憶法を使っていれば、丸暗記で覚えているときよりも、思い出しやすく、すぐに持ち直すことができます。
構成が頭に入っているからこそ、気持ちを込めて、よりエモーショナルに語る余裕も生まれるはずです。
古くからある「場所法」を活用する
今回は、忙しい人でも簡単に取り組め、脳を鍛えることまでできるスピーチの記憶法をお伝えします。
もちろん、仕事のプレゼンにも応用できます。
「場所法」という古典的なメソッドを下敷きに、私が提唱する「IP化」(IP=Image Processing)で、高効率にスピーチの内容を覚える方法を解説します。
「IP化」とは「情報を記憶しやすいように分解、転換、加工、関連付け」をするテクニックです。
ここでは、次の文章を覚えましょう。
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