"原稿なし"で長スピーチ「頭真っ白」を防ぐ超話法 「緊張せずスラスラ話す」ために一番大切なこと

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便宜的に、これらの見出しを「タグ」と呼びましょう。

このタグを「場所法」で記憶します。

場所法とは「絶対に忘れない空間にある、固定されたモノに、イメージ化したタグを貼り付けて記憶する」という手法です。

コツは、字や語感で覚えるのではなく、必ずイメージへと落とし込むこと。そのイメージがあなたオリジナルのものであればあるほど、記憶は定着しやすくなります。

突飛であったり、非現実的なイメージであっても問題ありません。むしろそのほうがインパクトが強くなり記憶するのに好都合です。

「イメージを作れと言われても、急にできないよ」

そんな方こそ、ゲーム感覚で楽しんでみてください。

そして完成度の高さよりも、スピードを優先してみましょう(イメージの質にこだわり続けていると、時間がかかりすぎたり、未完成のままやめたくなったりします)。

「どうせ使い捨てなのだから」くらいの割り切りも有効です(長く使うもの以外は、どんどん忘れてOKです)。

慣れれば「秒で」作れるようになる

「記憶に残るいいイメージを作ろう」と鼻息荒くするのではなく、「とにかく思いついたものを採用する」という気持ちで取り組むことのが、おすすめです。

実際、私は同じ内容で、すぐに2つのイメージ化ができました。

1つ目は、私の家のリビングにある物を使って、スピーチのタグを貼り付ける方法です。

部屋にある電話、ソファ、テレビ、ゴミ箱、本棚にイメージを貼り付けていきます。

電話→呼びかけ。電話に向かって「田中くん、美香さん、おめでとう」と言っているイメージ(「電話」「呼びかけ」からの連想)。

ソファ→自己紹介。ソファーで嘔吐しているイメージ(「ソファ」と「自己=事故」からの連想)。

テレビ→新郎の素晴らしさ。新郎が出演しているテレビ番組を見ているイメージ(「テレビ番組」「素晴らしい」からの連想)。

ゴミ箱→お願い。ゴミ箱に捨てないでとお願いされているイメージ(「ゴミ箱」「お願い」からの連想)。

本棚→心からの祝福。「本当におめでとう」と祝われているイメージ。(「本棚」と「本当におめでとう」に共通する「本」からの連想)。
電話→➀呼びかけ(「もしもし」からの連想) ソファー→➁自己紹介(「ソファーで吐く事故」と「自己」をかける) テレビ→➂新郎の素晴らしさ(「素晴らしい番組」からの連想) ゴミ箱→➃お願い(「捨てないで」からの連想) 本棚→➄心からの祝福(「本当におめでとう」からの連想)
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