問題が起こったときにどういう対応をするかで、人間は2つのタイプに分けることができる。それは「問題を1人で解決しようとする内在化タイプ」と、「自分よりもほかの人が解決してくれるのを当てにする外在化タイプ」。内在化タイプは1人で問題を抱えがちだが、我慢の限界を超えるとキレて暴走しやすい。外在化タイプは直情的で感情を1人で抱えておくことができない。衝動的なゆえに周囲に煙たがられやすい。
どちらがいいか悪いかではなく、それぞれに一長一短がある。アメリカでベストセラーとなっている『親といるとなぜか苦しい』の著者で、臨床心理学者であるリンジー・C・ギブソン氏は、意識的に自分とちがうタイプの行動を取り入れてみることを勧める。
どちらがいいか悪いかではなく、それぞれに一長一短がある。アメリカでベストセラーとなっている『親といるとなぜか苦しい』の著者で、臨床心理学者であるリンジー・C・ギブソン氏は、意識的に自分とちがうタイプの行動を取り入れてみることを勧める。
感受性が豊かな人ほど自己犠牲が強い
問題が起きたときに対処する方法は、その問題を「内在化する」か「外在化する」かの二者択一だ。いずれのスタイルをとるかは、みずから選ぶというよりおそらく、個性や性質の問題だろう。どちらにせよ欲求を満たしたいという思いからだ。
誰しも内在化したり外在化したりする時期があるが、基本的にはどちらか一方に傾いていることが多い。しかし、できればバランスがとれていることが理想だ。
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