遂にミシュランが始めた「アプリ」普及への課題 TableCheckと連携、予約の利便性を向上させる

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日本ミシュランタイヤ社長の須藤元氏(写真:日本ミシュランタイヤ提供)

ミシュランガイドは、日本で最もよく知られている、権威あるレストランガイドだ。フランスのタイヤメーカーであるミシュラン社によって出版されている。日本でも、ミシュランガイドで用いられている星の評価を意識して、「星付きレストラン」や「三つ星の手土産」といった表現がよく使われていることからも、馴染み深いレストランガイドであるといっていいだろう。

そのミシュランガイドが2023年4月17日に発表会を行った。

発表されたのは、主に3つの点だ。1つ目は2023年度の発表スケジュール。「ミシュランガイド奈良2023」は2023年5月16日に、「ミシュランガイド東京2024」は2023年秋に、「ミシュランガイド京都・大阪2024」は2024年春に発表が予定されている。

これまでは、それぞれのミシュランガイドの発表時期が近くなることもあったが、分散させることにより、一年中話題を提供できるようになった。大型連休や、クリスマスから年末にかけての時期など “飲食店の書き入れ時”の前に発表することで、外食意欲も高められる。

星がついていない調査員オススメの店も紹介

2点目は、「NEWセレクション」と名付けられた、レストランセレクションの先行公開だ。2023年3月からオンライン上で公開されており、まだ星やビブグルマンがつかない調査員のおすすめレストランが紹介される。

紹介されるのは、あくまでも昨年度は掲載されていなかった新しいレストランだけだ。紹介されたおすすめレストランの評価については、「NEWセレクション」発表後の年に一度の「ミシュランガイドセレモニー」=「評価発表会」で初めて発表される。

そして3点目が、「ミシュランガイド公式アプリ」のリリースだ。アプリには37カ国約1万6200軒のレストラン、120カ国約6000軒のホテルが掲載されている。海外では先行公開され、日本版は2023年4月14日にリリースされた。

アプリの機能は次の通りだ。

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