遂にミシュランが始めた「アプリ」普及への課題 TableCheckと連携、予約の利便性を向上させる

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ミシュランガイドはこのように本気でデジタル化を進めているが、いくつか課題も挙げられる。

あまりにも紙の“赤い本”が有名なため、デジタルの印象が薄い。公式サイトの新規ユーザーを獲得したり、アプリのインストール数を増やしたりするには、継続的なプロモーションが不可欠だ。

ユーザーから望まれてきた予約機能も周知していかなければならないが、Web上で予約がまだできない星付きレストランが少なくないのも、悩ましいところだ。

後発からどう差を縮めるか

また、ほかのグルメサイトに比べれば明らかに後発だ。機能の差を埋めていく必要があるだろう。

とはいえ、スピード感を重要視するTableCheckともアライアンスを結んだことで、ミシュランガイドのアップデートの頻度は早くなり、課題点も徐々に改善されていくだろう。ミシュランガイドのデジタル化の加速により、飲食店はどう変わっていくのか。注視していきたい。
 

東龍 グルメジャーナリスト

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とうりゅう / Toryu

1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口で分かりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。

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