

人間には自分を制限する箍が必要
■不平不満や怒りは伝染します
「箍がゆるむ」「箍が外れる」という表現を聞いたことがあるでしょう。
箍(たが)とは、桶の周りにはめる竹や金属でできた輪っかのことです。外側から締め付けて、形を維持する役割があります。つまり、「箍(たが)がゆるむ」「箍(たが)が外れる」とは、秩序を保っていた「縛り・制限」から解放されて、羽目を外してしまうことを言います。
人間にとっての最大の「縛り・制限」は、社会そのものです。
「今、ここでキレてしまうと会社に迷惑がかかるかもしれない」
「ここでケンカしたら家族に心配をかけてしまう」
社会とのつながりがあるから、無鉄砲な行動を避けるわけです。職場、家族、友人、近所付き合いなど、周囲とさまざまな関係をつくることで、怒りは自制することができるのです。
社会との関わりは怒りを抑える環境づくりでもあるのです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら