「医師」「司法試験」「会計士」に合格した天才の脳内 「資格はコスパ最強の自己投資」と語る河野玄斗

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河野塾ISM代表 河野玄斗氏
河野玄斗(こうの・げんと)/河野塾ISM代表。1996年生まれ。東京大学理科3類に現役合格。在学中に司法試験に一発合格し、その後、医師国家試験や公認会計士試験にも合格。テレビ番組「頭脳王」連覇。YouTubeの登録者数は100万人以上。2022年12月にオンライン予備校「河野塾ISM」を開校
新型コロナウイルス禍が一段落し、日常が再び戻りつつある。しかし、かつてとは違う新常態(ニューノーマル)を迎え、従来のままの会社人間では生き残れないのは必至だ。リスキリング(学び直し)をするため、資格や検定に挑戦し、自分の市場価値を高めようとする人は少なくない。
『週刊東洋経済』4月24日(月)発売号では「食える資格と検定&副業100」を特集。コストパフォーマンスに優れた100種類の資格や検定を紹介した。あわせて資格取得によって人生を突き抜けた、話題の人物についても取り上げている(この記事は特集内の記事を転載しています)
週刊東洋経済 2023年4/29・5/6合併特大号[雑誌](食える資格と検定&副業100)
週刊東洋経済 2023年4/29-5/6号では「食える資格と検定&副業100」を特集。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。バックナンバー常備店はこちら

医師国家試験、司法試験、公認会計士試験の「三大難関国家資格」の3つとも合格したのが、河野玄斗氏だ。ほかにも英検1級や数学検定1級などの資格を保有しており、「いかに試験に受かるか」のメソッドをYouTubeで発信している。短期間で効率よく資格試験に合格するメソッドについて聞いた。

──2022年11月に公認会計士試験に合格、トリプルライセンサーを達成しました。試験勉強にはどのくらい費やしたのですか。

YouTubeの「最強の履歴書」という企画でさまざまな資格試験に挑む中、公認会計士試験は視聴者からのリクエストが多く、いつか挑戦したいと思っていた。会社経営に生かせるなどのメリットも多く受験に踏み切った。

会計士は9カ月、司法試験は8カ月で合格できた

合格には一般的に4000時間の勉強が必要とされるが、私の場合は2000時間ほど。勉強を開始して9カ月で合格できた。ちなみに司法試験(予備試験の論文式試験)は8カ月で合格した。

──驚異的なスピード合格です。短期間で合格するコツは。

むしろ短期間のほうが勉強効率は高い。「1時間×100日」と「10時間×10日」はどちらも同じ100時間だが、前者では勉強以外のことに気を取られて集中が阻害されてしまうし、得られる知識も断片的なものになってしまう。

私は公認会計士試験の勉強に1日10時間を充てていた。そのほうが記憶は定着しやすいし、体系的な知識が身に付きやすい。

次ページ回数より1回で要点を仕留めるべき
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