「消費者の好感度が高い企業」300社ランキング スポーツ用品を扱う企業の好感度がアップ

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(撮影:今井康一)

企業に対する好き/嫌いの度合いを示す「企業好感度」。消費者の購買行動に直結する指標であるだけに、重要視する企業は多い。東洋経済では「好感度の高い企業トップ300社」のランキングを「TBS生活DATAライブラリ(旧JNNデータバンク)」と協力して例年作成しており、その最新版だ。

「第80回TBS生活DATAライブラリ定例全国調査」(2023年11月実施)を基に、日本人になじみのある企業・ブランドについて、「好感を持っている」と回答した割合を「好感度」とし上位300社を発表する。

同調査は、TBSテレビをキー局とする全国28社のテレビ局(JNN系列)が1971年から毎年共同で行っているライフスタイル調査だ。調査対象は13~69歳の男女7400人。WEBモニター調査とは異なり、インターネット非利用者も含めてエリア・サンプリングで抽出した回答者にアンケート調査を行っていて、より代表性と信頼性の高いデータとなっている。

好感度ランキングの最新の顔ぶれは?

今回の調査では、1位が無印良品(42.7%)、2位がセブン-イレブン(39.4%)、3位が日本マクドナルド(39.2%)となった。

トップ10に入った企業で大きく順位を上げたのは4位のパナソニック(37.1%)で、前回の20位からジャンプアップした。属性別に好感度を見ると男性37.9%に対して、女性は40.5%。美顔器やドライヤーなど美容家電の展開が好感度の上昇につながっていそうだ。

6位のナイキ(33.0%)、9位のアディダス(31.3%)も前回調査から順位を伸ばしており、24位のミズノ(25.2%)は前回75位から急浮上するなど、コロナ禍からの正常化の流れを受けてか、スポーツ用品を扱う企業の好感度がアップしている。

今回新たにトップ30入りを果たしたのは、くら寿司、アップル、楽天、ミズノの4社。トップ30圏外に転落したのはキッコーマン、カルピス、ソニー、LINEで、トップ30のうち26社は前回と同じ顔ぶれだった。

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