西武が売却?「赤プリ跡地の施設」失敗の本質理由 多様性を求めると、商業施設はパッとしなくなる

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東京ガーデンテラス紀尾井町の外観
西武ホールディングスが売却を検討している、東京ガーデンテラス紀尾井町。かつては「赤プリ」として知られた施設の跡地ですが、上手くいっていないようです。いまいちパッとしない理由とは?(筆者撮影)

昨今、あらゆる商業施設が生まれ、特に都心部では次々と新しいビルが建っている。建てば建つほど起きるのは、自然淘汰。良い商業施設は流行るが、ダメだと見向きもされない。数が多いだけに、その差ははっきりする。

こうした商業施設の「勝ち筋」はどこにあるのか。それは、「施設に明確な世界観があるか」、そして「消費者ニーズを捉えているか」の2つである。

このように感じさせるニュースが飛び込んできたので、紹介したい。

西武が東京ガーデンテラス紀尾井町を売却?

日本の流通を支えている巨大グループ「西武」。そんな西武が、苦境に立たされているらしい。同グループは自社が持つビルである、「東京ガーデンテラス紀尾井町」の売却を検討しているというのだ。

【画像】「広いだけの庭園」「低価格と高価格が混在した飲食店」…赤プリ跡地に2016年に誕生、「東京ガーデンテラス紀尾井町」驚きの現在を見る(12枚)
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