
今まで見たことがないほど大量の新聞紙
男性が一人で暮らすアパートは関西の地方都市にあった。間取りは2DKで家賃は月6万円ほど。20年間この部屋に住んでいるが、15年前からゴミ屋敷の状態が続いているという。

もっともゴミの量が多いのはリビングを兼用するダイニング部分だ。入り口のドアはゴミで圧迫されて開かず、男性はそのわずかな隙間に体をねじ込ませるようにして出入りをしていた。

和室とリビングを隔てるふすまもゴミの圧で動かない。ふすまはゴミの重みで丸く変形している。ソファの上だけはスペースが確保されているが、周りには新聞紙、チラシ、ペットボトル、食品の容器などのゴミが腰の高さまで積み上がっていた。
リビングに比べれば量は少ないものの、和室と洋室も新聞紙やチラシなどの紙類を中心にゴミであふれている。新聞紙に関しては「今まで見たことがないほどの量」とスタッフが驚くほどに溜まっていた。
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