塾に行かずに難関大合格した子「毎日10分した事」 ロジカルな思考を鍛えるにはどうしたらいいか
ライティング力を伸ばすにはフィードバックが必須
SF小説家のベルナール・ヴェルベールが初めて書いた物語は、「あるノミの記憶」というタイトルのエッセイだったそうです。それを読んだ担当の国語教師は、3段階評価の「普通」程度の点数とともに、次のようなコメントをつづりました。
「ベルナール君のエッセイを読み、大いに笑わせてもらいました。何度も読み返して周囲にも一読を薦めたほど、純粋に読者としての楽しみを味わいましたよ。ただし、スペルミスが5つもあり減点せざるを得なかった点が実に惜しい。スペルにもう少し気を配れば、次はもっといい点数が取れるでしょう」
この国語教師はベルナールのエッセイに対して、個性あふれる文章だという賞賛とともに、注意すべき点も併せてフィードバックしています。ライティング力を伸ばすには、単に「よく書けている」といった賞賛だけでは足りません。こうしたフィードバックが大切なのです。
みなさんにはぜひ、この国語教師のようなフィードバックをお子さんにしていただきたいのです。フィードバックは次のような3ステップで行うことが理想的です。
「よい点をほめる」−「気になった点を尋ねる」−「肯定的な提案をする」
以下に詳しくご紹介します。ぜひ実践してみてください。
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