2年後の社長引退が迫る藤田氏の独占インタビュー。後編では、大詰めを迎えつつある後継者選びや引き継ぎ体制構築をめぐる課題について聞いた。

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ニューオータニでの缶詰め研修の中身
――2026年春の社長交代まで、残り2年となりました。
これまでの2年で一通りの研修を終えて、ここから候補者の能力開発に入る。やはり創業者から代わるのは本当に難しくて、(16人の後継者候補も)みんな社長になることすら考えていなかった。
――現状、後継者候補に足りないポイントは何だとみていますか。サイバーエージェントでは、若手のうちから子会社を立ち上げ、その社長として経験を積ませるサイクルで人材を育成してきましたが、グループ全体を俯瞰するスキルは身につきにくいように映ります。
いろいろあるが、一番大きいのはそこだろう。全体を見るという経験がない。当然、全体からある程度の人望も得ないといけない。人や事業に対する洞察力も、うちの会社にとっては重要な要素だ。
――直近ではいつ研修を実施されましたか。
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