東大受験生が実感「合格、不合格」分ける学習観の差 東大合格者は勉強していない?共通する特徴

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東大合格者に共通する「勉強への意識」について解説します(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。第59回は東大合格者に共通する「勉強への意識」について西岡氏が解説します。
この連載のほかの記事はこちらからご覧ください。

東大合格者との差は「勉強を楽しめなかった」

「自分が落ちたのは、『勉強を楽しめなかったから』だと思うんです」

東大受験が終わって、受験生のAさんが、僕にそんなふうに話してくれました。今年、僕たちは数多くの東大受験生を指導していました。その中には、逆転合格を果たした受験生も、惜しくも不合格になってしまった受験生もいました。

先ほどお話しした受験生のAさんは、同じ学校の子と2人で東大合格を目指していました。しかし、友達のBさんは合格し、Aさんのほうは、惜しくも不合格になってしまいました。

西岡:勉強を楽しめなかったって、どういうこと?
Aさん:Bさんと自分とで一緒に頑張ってきて、Bさんは合格しました。そんなBさんを見ていて、「Bさんは何が優れていたんだろう?」「自分がBさんに勝てなかったポイントはどこだったんだろう?」と考えたんです。そのときに気付いたのが、Bさんは「本気で勉強を楽しんでいた」ということなんです。

今日は、このAさんの「気づき」が非常に面白かったので、ぜひみなさんに共有させていただければと思います。

まずは『ドラゴン桜』で「勉強」というものをどういうふうに定義しているか、ご覧ください。

※外部配信先では像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

(漫画:©︎三田紀房/コルク)
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