東大生も実践「頭いい人の勉強姿勢」1つの共通特徴 最近の子どもたちに目立つ「タナボタ」とは?

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頭がいい人に共通する「勉強に対する姿勢」とは?(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。第57回は、頭がいい人に共通する「勉強に対する姿勢」について西岡氏が解説します。
この連載のほかの記事はこちらからご覧ください。

東大生は授業後に質問に行く

4月になりました。学校は新学期が始まり、社会人でも新生活が始まったという人も多いでしょう。今までとは全然違う、新しい環境に身を置いている人も多いのではないでしょうか。

この季節は、僕も自分が東大に合格したときのことを思い出します。僕は東大に入って、初めて授業を受けたとき、実はすごく大きなカルチャーショックを受けたのです。それは、東大の授業が終わった後のことです。東大生って、授業が終わった後、どんな行動をすると思いますか。

実は東大生、みんな先生のところに集まるのです。そして、「ここがわからなかったです!」「ここって、教授はどういう意見をお持ちなんですか」などと質問しているのです。

彼ら彼女らは、東大に入るほど頭のいい人たちです。偏差値の上では日本でいちばん頭のいい人たちの集まりです。そんな、わからないところなんてなさそうな人たちなのに、質問に行くんです。そして、自分が偏差値35だったころを思い返してみると、1回も質問になんて行ったことがありませんでした。

今日は、「東大生たちがなぜ頭がいいのか」を紐解くときの大きなヒントになる、こういった東大生の勉強の姿勢についてお話ししたいと思います。まずは以下の『ドラゴン桜』の漫画をご覧ください。これは、桜木先生に対して、生徒が「なんで教えてくれなかったんだ!」と食ってかかった場面です。

※外部配信先では画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

「ドラゴン桜」のワンシーン
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
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