記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がよい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。
第52回は受験対策に「新聞」を使うメリットについて、現役東大生の黒田将臣氏が解説します。
この連載のほかの記事はこちらからご覧ください。
新聞を読んでいる人のほうが東大合格しやすい
2月25、26日(理科三類は27日まで)に東大の入試が実施されました。今は多くの受験生が3月10日の合格発表のときをじっと待っています。
ところで、東大入試では「新聞を読んでいる人のほうが合格しやすい」ということが昔からよく言われています。今日はなぜ、受験対策で「新聞」が有効なのか、お話ししようと思います。まずは以下の漫画をご覧ください。『ドラゴン桜2』の1コマです。
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