東大生、スマホ全盛でも「新聞で受験勉強」勧める訳 ネット記事や動画にはない強みとは?

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第二に、先ほどの漫画でも触れられていましたが、試験問題を作る大学教授もまた、新聞を読んでいる場合が多いです。そして試験問題を作る人と同じ行動を取るということ自体が、実は重要なことなのです。

毎日のように新聞を読み、その内容を理解し、世界のことを知る習慣を持っておく。この習慣自体が、非常に大きな意味をもつ、重要なことだと言えます。

東大に入ってからも「新聞を読もう」と言われる

東大の入試では毎年、新聞に載っているかなり時事的な内容が出題されています。

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今年の試験でも、地理では話題の「人新世」が出題され、国語の文章では「仮面と身体」という題名の、今のマスク社会を標榜するかのような問題が出題され、英語ではSDGs関連の文章やリモートワークに関連した問題が出題されていました。

ちなみに、東大にいると「新聞を読もう」ということを先生から何度も言われます。入学式でも東大総長が「新聞を読みましょう」と新入生たちに呼びかけた年もあり、新聞を読むことは重要だと東大自体が考えていることは明白です。

もちろん読む習慣がない人にとっては少し面倒に感じるかもしれませんし、それをやるんだったらその分参考書でも読みたいという受験生もいるかもしれませんが、それでもこれからの入試では、時事ネタを拾って読解する能力は求められてくると思います。

また親御さんは、子どもと一緒に読んでみるというのもいいと思います。新聞の読み合わせをやってみるわけです。そしてその感想を話してみたりすると、新聞を読むのが家族で楽しくなります。

ぜひやってみてください!

黒田 将臣 現役東大生

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くろだ まさおみ / Masaomi Kuroda

東大合格者0人の高校で、高校入学当初は下から数えた方が早い順位だったが、東大受験に合格するためのテクニックをハックし、2浪して東大に合格した。いまだだに努力神話の建前が根強い一方で、進学校や予備校などの 高額な教育産業が受験ノウハウを独占している受験の世界を変えるため、東大生集団「カルぺ・ディエム」に所属して、自分で受験のゴールを設定し、 自力で東大合格できる受験生を一人でも増やすために活動している。

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