慶大、常識覆す「英語試験で出題文が日本語」の衝撃 受験関係者の間でさまざまな臆測が飛び交う事態に

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慶應義塾大学
慶應義塾大学の入試で、従来の常識を覆す問題が出されました(写真:MARODG/PIXTA)

今年の入試は、さまざまな大学が従来とは違う傾向の問題を出題しています。共通テストの国語では「同じ漢字の違う意味」を問う問題が出題され、早稲田大学法学部の問題ではレストランの予約メールを書かせる英作文の問題や、不思議な絵の解釈をさせる英作文の問題が出題されました。

そんな中で話題になったのが、慶應義塾大学の経済学部の問題です。今までの英語の問題の常識を覆すような内容でした。

英語の試験であるにもかかわらず、出題された本文はなんと「日本語」。「Seymour Zimmer氏の論考に対するフクシ・セイタ氏による論評からの抜粋」を日本語で読んだうえで、英語で書かれた設問に解答させるという問題が出題されたのです。

ニュアンスを読み間違えると、正答を選べない

普通、英語の長文問題というのは、課題として出された英語の文章を読ませて、日本語の問題を解くという形式が多いですよね。ですが、これは逆に、日本語の文章を英語で答えさせたのです。問題文では「この日本語の意味はなんですか?」という問題も出ていました。

ちなみに出題された論評の内容は、非常に難しいです。微妙な日本語のニュアンスを読み違えたら、正答を選べません。

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