東大生、スマホ全盛でも「新聞で受験勉強」勧める訳 ネット記事や動画にはない強みとは?

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いかがでしょうか。みなさんは新聞を読んでいますか。あまり読んでいないという人も多いと思うのですが、僕は受験生になって初めて、新聞を読む習慣を持つようになりました。新聞で得た知識などをもとに入試問題を見ると、「あれ、この話ってこの前新聞で読んだかも」とわかるようになって、かなり勉強になったことを覚えています。

ただ、こういう話をすると、毎回学生からはこんなことを聞かれます。

「でも、テレビのニュースでもいいんじゃない?」

「ネットの記事でもいいじゃないか?」

「最近だったらYouTubeでもいいんじゃないの?」

と。確かに知識を得るという点だけでいうならば、オンライン媒体のほうがいいという面もあるでしょう。それに、スマートフォンでちょっとした時間に見ることができるというのは大きなメリットだと言えます。

「紙」で文章を読む訓練は重要

しかし僕は、それでも新聞という紙のメディアを読むべきだと思うのです。その理由は、2つあります。

第一に、試験問題も紙で作られているため、文章を読む訓練もまた紙で行うべきだからです。

電子で小さい画面で読んでみたり、動画を見たりするのと、紙に書いている文章を読解するのは、やはりニュアンスが大きく違うのです。紙で文章を読む訓練を積むことはとても重要だと言えます。

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