「逆境に弱い子」の親がしてしまっている3大NG言動 逆境に対する「不快なイメージ」を変えてあげよう

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親の言動が、逆境に弱い子にしてしまっているかもしれません(写真:AK/PIXTA)
メンタルコーチングをした星稜高校野球部を甲子園決勝へ導く、女子スピードスケート髙木菜那選手が平昌五輪で2つの金メダル獲得、サポート企業が技能オリンピックで世界一になるなど……メンタルコーチとしてビジネス・スポーツの両分野で凄まじい実績をのこしてきた飯山晄朗(いいやま・じろう)氏。
超メンタルコーチングBOOK』の著者でもある同氏が、「逆境に弱い子」の親がやってしまっている言葉がけについて解説します。

プロアスリートも必ず逆境を経験している

こどもたちに「大ピンチになったり、目の前に大きな壁が現れたら、どんなふうになりますか?」と問いかけると、

・逃げだしたくなる

・なんで自分だけと責める

・やる気がなくなる

などという回答がありました。たしかに、逆境が目の前に突如として現れたら、誰でも同じように考えてしまうと思います。

普段はメンタルが強いアスリートでも、ケガをしてしまうとやはり「どうしてこんな時期に」「どうしてこんなことになってしまったんだ」と落ち込んでしまうことがあります。

そしてプロのアスリートほど、逆境がやってきてしまうと言っても過言ではありません。なぜなら、「本気」で取り組んでいるからです。逆境がくるのは、何かを本気で取り組んでいた結果として起こることが多いのです。

例えば、練習をし過ぎてしまうとケガにつながりやすいものですね。私のサポートした選手では、スピードスケートの髙木菜那さんもそうでした。

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