あの新人に「イタい男」と敬遠されないために

「消せるボールペン型」への適切な熱の入れ方

笑顔の裏側ではバッサリやられているかもしれません・・・(写真:kou / Imasia)

桜咲く4月に入り、多くの会社に初々しい新入社員が入社してきました。今年の新社会人は約75万人。若くフレッシュな新人を迎えてウキウキする季節ですが、私たちが「残念な先輩・上司」にならないようにするための対策を、みなさんは打っていますか?

今年の新入社員は「消せるボールペン型」

日本生産性本部による「新入社員の特徴とタイプ」が今年も例年どおり3月末に発表されました。今年は「消せるボールペン型」。いわく、「見かけはありきたりなボールペンだが、その機能は大きく異なっている。見かけだけで判断して、書き直しができる機能(変化に対応できる柔軟性)を活用しなければもったいない。ただ、注意も必要で不用意に熱を入れる(熱血指導する)と、色(個性)が消えてしまったり、使い勝手のよさから酷使しすぎたりすると、インクが切れてしまう(離職してしまう」という理由だそうです。

柔軟性があることをくみ取りつつ、行き過ぎた熱血指導は禁物――。どうやら距離感の取り方が難しそうな言い回しですね。ここのところを探るために、彼らがいったいいつ産まれて、どんなことを見てきて育ち、直近の就職活動はどのような状況だったのかをもう少し知る必要がありそうです。

今年度就職した新社会人の多くは、1993年前後の生まれで、物心ついたときには、「失われた10年ないし15年」どっぷりだった世代です。自分たちの親が、それまでの終身雇用や年功序列賃金が崩れ始める中で対応へ苦慮するのを見ながら育ってきた人たちも多く、終身雇用と年功序列賃金と引き換えに、長時間労働、転勤の命令を受け容れる、という今までの働き方は受け入れがたい世代ともいえるでしょう。

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