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前回の講義では、恋愛では外見がよくて収入が多い人ほど有利なように思えても、実際は「金持ちのイケメン」よりも「貧乏なイケメン」のほうが選ばれやすいということを説明しました。すべての条件がいい人が勝つという単純な世界ではなく、いろいろな条件の組み合わせや妥協点が大事という話でしたね。
今回は、男子学生の多い大学と女子学生の多い大学では、どちらのほうが性が乱れているのかがテーマです。
ところで、最初にはっきりさせておきますが、私の講義で扱う議論は、専ら実際に人々がどう行動しているかです。私は個人的にも社会全体としても、行動の善悪について論じたいわけではありません。
ですから、性が乱れていること自体の善悪を論じるのではなく、性の乱れのエビデンス(証拠)を知識として得た上で、もし性の乱れを避けたいなら経済学的にどう考えるかということをお話ししたいと思います。
さて、本題に入りましょう。たくさんの男子学生の中にいる女子学生のほうが、「貞操の危機」を感じそうですが、経済学が出す答えは、実は全く逆です。それはなぜかを見ていきましょう。
女子学生が多い大学では、何が起こるでしょうか。
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