幸せな結婚に「男女平等」は要らない? 39歳外資系ゴージャス美女の"改心"

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(イラスト:堀江篤史)

都心のフランス料理店に来ている。最も安いランチメニューでも1人5000円ほどかかる店だが、インタビュー相手がゴージャスな女性なので仕方ない。

外資系企業に勤務する川野恵子さん(仮名、39歳)は、身長170センチ近くでバストはFカップだという。体のラインが見える明るい柄のワンピースで身を包み、いつも明るい表情で歩いている。平日のオフィス街でも、スーツ姿の男性から「飲みに行きませんか」「友だちになってください」と声をかけられることが日常茶飯事らしい。東京の一部ではバブル時代が終わっていないようだ。

「私は結婚しているので無理です、と断っても、『それ込みで遊びましょう。僕も結婚しているから大丈夫!』なんて(笑)。もちろん、行きませんよ。夜に男性と2人で飲みに行くとカレが不機嫌になるからです。今日もランチでごめんなさい。本当なら夜にワインでも飲みながら話したかったですけどね」

気むずかしい夫と、耐える妻

「カレ」とは2年前に結婚した会社員の明夫さん(仮名、40歳)のことだ。普段は仲の良い2人だが、ケンカをすると明夫さんは怒りを長く引きずってしまう。昨晩も言い合いになり、今朝になっても彼は機嫌を損ねたまま。恵子さんは悲しくて会社を半休したという。時間に自由な会社だな……。

「すてきなランチをいただいたので気分転換できました。午後からは仕事頑張ります! ケンカしちゃった理由ですか? 貯金です。

カレの勤務する会社はすごく昭和なので、会社が勝手に給料やボーナスから勝手に天引きして貯金してくれます。私もカレと同じ金額を貯めることができたら、5年後にはマンション(の部屋)が買える見通しです。でも、私は根が適当だし、最近は会社の業績がよくないので給料が下がるかもしれません。毎月の貯金額が少し減ってしまうかもしれないと伝えたら、『無駄遣いをやめることを先に考えろ』としかられてしまいました」

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