あの新人に「イタい男」と敬遠されないために 「消せるボールペン型」への適切な熱の入れ方
女性の上司の1位となった天海祐希さんは、「頼もしい」点が評価されています。テレビドラマでなどでも、私が受けて立つ、という姿勢が好感をもたれているように感じます。
筆者が研修等でこれから管理職になる女性のみなさんに「どんな上司がいいと思うか」という質問を投げかけることがあるのですが、このときに必ず出てくるものに、「逃げない」という言葉があります。
「部下に権限移譲し、その分については自分が管理職として責任を負ってくれる。そうした上司のためならこちらも期待以上の成果を出そうと頑張りたいと思う」
という発言がとても印象的でした。管理職として求められている姿勢、少しずつ見えてきたでしょうか。
まずこちら側が働き方をかえようとする姿勢を見せる
昔から、「クールヘッド・ウォームハート」という言葉はありましたが、労働環境に敏感で、長期的雇用に対する幻想も抱いていない今年の新人たち。彼ら、彼女らには池上さんのように、彼らの仕事の意味をわかりやすく伝える一方で、松岡さんのように親身に応援する姿勢、そして、天海さんのように逃げずに部下とともにいる、という態度が求められるのです。
そして、こうした姿勢は、新入社員のためだけに必要なのではありません。職場の多様化が進み、「あうんの呼吸」や、「背中を見て学べ」といった今までのコミュニケーションが通じなくなってくる今後、管理職が積極的に身に付けるべき姿ともいえるでしょう。
「俺たちのときは……」と上から目線で説教すると、「これだから昭和男子はイタいね……」などとLINEで炎上すること請け合いです。それよりも、新しい「柔軟な機能」を使いこなす「デキる先輩・上司」になってみませんか?
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