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国内線乗客が復活、明るい兆し見える航空業界 国際線はなお低調、ビジネス客の戻りも鈍い

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さまざまなリスクを勘案し、各業界のベスト・ワーストシナリオを検証。「2023年大予測」特集の産業・企業パートから抜粋。

滑走路上のスカイマーク機
足元の業績が好調のスカイマークは12月に再上場を果たした(撮影:尾形文繁)

特集「2023大予測|産業・企業編」の他の記事を読む

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国内線は回復も国際線で苦戦

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ようやく航空業界の見通しが明るくなってきた。

ANAホールディングスが発表した4〜9月の決算は最終利益192億円と、2019年度以来の黒字。日本航空(JAL)は、最終赤字28億円と赤字が残るが、その幅は小さくなってきている。

コロナ禍以降、海運の混乱を受け好調となっている貨物が下支えをしたほか、国内線と国際線が回復しつつあることが要因となった。

とくに回復が早いのが国内線だ。「10月は(旅客回復の)ギアの入り方が変わっている。(2019年対比で旅客は)90%近いところまで回復する見込みとなっている」と、JALの菊山英樹専務執行役員は決算会見の場で明らかにした。実際、JALの10月の旅客数は2019年比で、93%まで回復した。

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