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「ボード3.0型社外取」が普及する兆しが見えた 成長戦略に深く関与する社外取が徐々に増加

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独立性を重んじる「ボード2.0」から成長戦略に深く関わる「ボード3.0型」の社外取締役が国内で徐々に増加している。「ボード3.0型社外取」のメリットと課題とは。

円卓の会議室
「ボード3.0」では成長戦略への関与が社外取に求められる(写真:y.uemura / PIXTA)

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取締役会の新しいモデル「ボード3.0」

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6月の株主総会集中日を境に「ボード3.0」型の成長戦略に長けた社外取締役が日本で続々誕生──。2023年にはそんな事態が起こるかもしれない。

ボード3.0は、米コロンビア大学ロースクールのロナルド・ギルソン教授やジェフリー・ゴードン教授が2019年に提唱した取締役会の新しいモデルだ。

ギルソン教授らによれば、これまでの「ボード2.0」は独立性が最大の売りだ。社外取が経営者と一体では経営の暴走や不正を阻止できない、という反省からだった。一方で、成長戦略への社外取の貢献は軽んじられてきた。戦略を吟味するだけの情報を社外取に与えられていないし、社外取をサポートする体制もない。

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