中長期的に成長が期待されるメタバース市場。国内各社が成長を見据え、様々な取り組みを行う。だが、米メタが発表した大量解雇をうけ、成長が鈍化するのではと不安も残る。
米メタの大量解雇で業界に暗雲
米フェイスブックが2021年に社名をメタに変更し、注目を集めたメタバース業界だが、ここに来て逆風が吹き始めている。
メタバースとは、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)の技術を活用した仮想空間のこと。メタ社は年間100億ドル以上をメタバースに投資すると発表していた。だが、2022年11月に全従業員の約13%に当たる1万1000人を解雇すると発表。米ニューヨーク・タイムズ紙によればメタバース関連のエンジニアはそれほど削減していないものの、投資家などの間ではメタバースへの巨額投資に懐疑的な見方があり、メタの株価は年初来60%以上下落している。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら