もちろん、「新型コロナやインフルエンザ等の感染拡大を防止するという効果がある」ということが、まず大きな要因ですが、「マスク着用」にはデメリットも少なくありません。
最も大きいデメリットが、「円滑なコミュニケーションが阻害されやすい」ことです。
シドニー大学音声研究所の研究によると、マスクをすると、とくに1000Hz(ヘルツ)以上の高い周波数を持つ音、つまり、子音が伝わりづらくなることがわかりました。
また、スペインの大西洋ヨーロッパ大学の研究によれば、マスク装着時には、「怒り」「悲しみ」「恐れ」などの感情を認識しづらくなることが明らかになりました。
「声が聞き取りづらくなる」「表情が見えなくなり、感情が伝わりにくくなる」わけで、コミュニケーション自体が難しくなります。
「マスク依存症」という深刻な問題
そして、さらに心配されるのが「マスク依存症」です。
「マスクを外して、顔を見せること自体ができない、不安になる」等の症状を覚える人が多くなっています。
最近では、とくに小さいころからマスクをつけつづけてきたこともあって、外すことに抵抗感を覚えるという子どもが激増しています。
冒頭の調査結果にもあるように、顔を見せて話す場を極力避けるという人も少なくなく、「親密な関係」が築きづらくなる、対人関係に支障をきたす可能性も大いにあります。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら