こうした「深刻な副作用」がある一方で、日本では、今後、コロナの感染が落ち着いたとしても、いっせいにマスクを外すという状態には戻りにくいかもしれません。
というのも、日本人を「マスク信仰」に駆り立てる「6つの要因」があるからです。
まず1つめに、日本人の徹底したリスク回避志向です。
転職よりも終身雇用や投資よりも貯蓄といったように、日本人のリスクを極端に恐れる「ゼロリスク」志向は、
新型コロナに対しても、15カ国を対象にした国際調査で、「
2つめが、日本人と欧米人のコミュニケーションのスタイルの違いです。「日本人は『目』で、欧米人は『口』で表情を判断する」という興味深い研究結果があります。
北海道大学の結城雅樹教授は、他人の感情を表情から読み取ろうとするとき、「日本人は『相手の目』を見るが、アメリカ人は『相手の口』を見る」ということを世界で初めて実証しました。
「欧米の絵文字」と「日本の絵文字」の違い
実際、笑顔は、「欧米の絵文字」では「口」が笑っていますが、「日本の絵文字」では「目の表情」で表現されています。
そして、この「目を見る」傾向は、幼少期から始まっていることも研究で明らかになっています。
ですから、口をマスクで覆われたとしても、欧米人ほど支障はない可能性があるわけです。
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