「辞めない」「我慢しない」副業解禁時代の正解! 会社員と第二の本業の二刀流で定年後も充実

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中高年が短絡的に会社を飛び出すのは、あまりにリスクが大きい(写真: Satoshi KOHNO/PIXTA)
40代以降になると、「今の仕事が誰の役に立っているのかわからない」「このまま時間を過ごしていっていいのだろうか」と、心が揺れ始めます。どうすれば、こういう気持ちを乗り越えられるのでしょうか? 長年、中高年の会社員や定年後に活躍している人たちを取材し続けてきた楠木新氏が、このたび『自分が喜ぶように、働けばいい。:二つの本業のすすめ』を上梓した。会社を辞めずに、さまざまな分野で、第二の本業を持って働く人たちに話を聞いてまとめた1冊です。今回は、『定年後』のベストセラー作家でもある楠木氏が、この本の中から一部を抜粋して、副業解禁時代に人生の後半戦を最高に楽しむためのヒントを解説します。

会社にいるから鮮度の高い情報が入ってくる

「会社辞める? アホか! 定年までおらんでどうすんや!」

自分が喜ぶように、働けばいい。: 二つの本業のすすめ
『自分が喜ぶように、働けばいい。:二つの本業のすすめ』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

私がそう怒鳴りつけられたのは、まだ生命保険会社の会社員だった、50代初めの頃。私は最初の著書を出版し、その本を読んだ朝日新聞の記者に声を掛けられて、朝日新聞土曜版の「be」に連載を始めたところでした。

連載のテーマは、「会社を辞めて独立した人」。中高年以降に会社を退職して別の仕事に就いた人を実名で毎週一人ずつ紹介していました。今は亡き八房梅香さんという、明石市役所の職員から大道芸人に転じた方に取材をしていたのです。

話の途中、「それで君はこれからどうするんだ?」と聞かれた私は、「もう2、3年して、執筆が軌道に乗るようだったら独立も考えています」と答えたのですが、八房さんは、「アホか!」と怒り出して、そのまま2時間も正座のまま説教を受けました。

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