数が10に及びますので、前編と後編に分けてご紹介します。今回は前編の5つです。(ご紹介する順番は重要度順とは関係ありません)
10のメソッドと家庭でできる方法を紹介
(1)勉強の前に「勉強モード」に入りやすい行動・動作を入れる
塾で子どもたちに勉強を教えるとき、いきなり「はい〇〇ページ開けて」とはやりません。やる気がある子だけなら問題ないかもしれませんが、基本的に子どもたちは、勉強しなければいけないからとしぶしぶやっていたりします。
そうした状態で教えても、大して頭に入りません。そこで、塾などでは雑談という名の「呼び水」を向け、徐々に勉強の話に切り替えていったりします。
では家庭ではどうすればいいでしょうか。スムーズに勉強に入れるような“動作・行動”を入れることを勧めてみてください。
例えば、「机の上を片付ける」「お気に入りの勉強道具をそろえる」「スケジュール表を書く」「頭を使わない作業から始める(漢字練習など)」といったことです。
大人でも机に座っていきなり仕事モードに入れることは少ないのではないでしょうか。子どもも同じです。いきなり勉強はやりたくありません。そこで、ワンアクション入れてみると、かなり気持ちが切り替わります。
(2)必ずできることから「積み重ねる」
子どもが勉強がイヤになる原因の1つに、「わからない問題にあたる」ことがあります。
好奇心があり、意欲が高い子は、わからない問題が出てくるとワクワクして、チャレンジしていきますが、大抵の子は一気にモチベーションが下がります。
逆に、できる感覚、わかる感覚というのは、ある意味で快感です。この心地いい感覚が作れるようにサポートします。
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