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読書感想文の「書き方」は教わっていない
読者の皆さんは、子どもの頃、「読書感想文の書き方」を教えてもらったことはあるでしょうか?
筆者はこれまで4000人以上の子どもたちを指導してきましたが、子どもたちに聞くと「書き方は教えてもらったことない」と多くの子が言います。また保護者向けの講演会で親たちにきいても、子どもたち同様、「教えてもらったことがない」という声が大半でした。
「書き方を教えないのに、課題として出す」──。よく考えると、ありえないことが行われているわけですが、その背景に「読書感想文を課題とすることは、学習指導要領に書かれていない」ことがあるようです。つまり、本来はやらなくてもよい課題、だということです。
それでもなぜか慣習として、課題に出され続けています。「読書活動の充実」は指導要領には記載されており、その目的のための手段として読書感想文を出しているのかと思われますが、「書き方を教えない、読書感想文の目的や効果の説明もしない」のでは、やる気すら起こらないのではないでしょうか。
それでも子どもたちは、出された課題を素直に受け取りますが、書き方を知らない子は親の力を借りなくてはなりません。このようにして夏休みの課題のしわ寄せが親にいくことになります。
課題として、どうせやらなければならない作業ならば、“やっつけ仕事”ではなく「学び」につなげていきたいものですね。
そこで、読書感想文を、意味ある学びにつなげるための「書き方フォーマット」を以下に紹介しますので参考にしてみてください。
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