子どもに「自分はダメ」と思わせる親の言葉 うっかり「誤った声かけ」をしていませんか?

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あなたの声かけが、子どもの自己肯定感を下げているかもしれません(写真:さわだ ゆたか / PIXTA)

筆者は10年以上にわたり人材育成の仕事を行い、のべ1万2000人の方と接してきました。その中で、目標達成に向かってどんどん行動を変えることができる人と、できない人の違いを見てきました。

親から子への「誤った声かけ」

その大きな違いのひとつが「素直に自分と本音で向き合えているかどうか」。そこでは、自己肯定感が大きく影響していました。そして自己肯定感を下げる要因が、子どもの頃の経験にもあることに気づいたのです。

特に気になるのが、親から子への「誤った声かけ」です。

小学生のお子さんが、テストで90点を取って帰ってきました。こんな時あなたなら、どのような声かけをしますか?

「頑張ったね。もうちょっとで100点だったね」

もしこのような「はげまし」が、お子さんの自己肯定感を下げていると言ったら、驚かれるでしょうか。ではどこが悪いのでしょうか。

この声かけの問題点は「もうちょっとで」という部分。正解した90点の部分ではなく、できなかった「10点の部分」に注目しています。

小学校に入学したばかりの1年生にとって、この変化は衝撃です。なぜなら、幼稚園や保育園までは、他人と比べて評価されることはなかったからです。上手に絵が描けた、元気に体操ができた、太鼓をリズムよくたたけた……。基本的に何をしても「マルの世界」でした。

それが小学生になったとたんに「100点満点の世界」で、マイナス面を指摘されるようになるのです。つまり100点でないかぎり、毎回「できなかったこと」に着目されてしまいます。

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