干渉しすぎる親に絶望した子に起こる3つの悲劇 「勉強しなさい」の言い過ぎはなぜ危険なのか
なぜ「過干渉」の子育ては子どもに悪影響なのか?
そもそも、過干渉とは何か。一言で言うと、干渉しすぎることです。たとえば勉強していない子に、「勉強しなさい」と1回言うのは過干渉ではありません。親子関係が良ければ、子どもは「へーい」「はいはい」と言いながらも、勉強するでしょう。
しかし、1日に3回も4回も言ったら、子どもはどう感じるでしょうか。私が子どもなら「うるさい」「わかっているから、これ以上言わないで」「言われると、余計にやりたくなくなる」と思います。もしお子さんがこんな気持ちになっていたら、さすがに言いすぎです。このように、子どもを干渉しすぎてしまう状態のことを「過干渉」と言います。
では、過干渉の子育てをすると、子どもにどういった変化が出てくるのでしょうか。主に次の3つが挙げられます。
①親子関係の悪化
過干渉の子育てをすると、子どもは親と会うたびに嫌なことを言われます。その結果、無意識で親を避けるようになります。部屋に引きこもって、ゲームばかりする状況にもなるでしょう。また、嫌なことを言ってくる親のことを、心の底から好きにはなれません。つまり、親子関係が悪化してしまうのです。
こうなると、子どもは悩みがあっても親に相談できません。学校でいじめられても、1人で苦しむしかなくなるのです。たまたま信頼できる先生がいれば、その人に相談ができます。しかし、そういった先生がいないと、いずれ学校に行くことができなくなるかもしれません。
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