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干渉しすぎる親に絶望した子に起こる3つの悲劇 「勉強しなさい」の言い過ぎはなぜ危険なのか

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  • 道山 ケイ 思春期の子育てアドバイザー
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実は過干渉の子育てをしてはいけないいちばんの理由は、ここにあります。つまり、親子関係が悪化してしまうと、本当に伝えないといけないことさえ、伝えられなくなってしまうのです。

子どもが勉強できなくても、お風呂に入るのが遅くても、靴をそろえて脱げなくても、そこまで大きな問題にはなりません。しかし、法律を破っていたら、さすがに問題です。状況によっては、警察の力を借りないといけなくなることもあるでしょう。これは親として、つらいことだと思います。

大事なことは子育ての順序を意識すること

だからこそ、過干渉の子育てをやめて、日ごろから良好な親子関係を作っておくことが大切です。これさえあれば、子どもが思春期であっても、本当に伝えたいことは伝えられます。すると、大きく道を外すことはなくなるのです。

また、子どもから「お母さん、学校でこんなことがあったよ」と言われるくらい良好な親子関係になれば、親の気持ちや考えもある程度は理解してくれます。その結果、「テスト前くらい勉強しておいた方が、受験の時に楽じゃない?」と言えば、「そうかな?まあ少しくらいやろうかな」となって勉強を頑張るのです。

「早くお風呂入ったほうが、寝る時間も早くなって起きるのも楽になるよ」と伝えれば、「そうだよね。今からお風呂入るわ」と言ってくれるかもしれません。つまり、大事なことは「子育ての順序を意識する」ことなのです。

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三井敏子さん(仮名)のお子さん(中2)は、親が何を言っても聞かずゲームばかりしていました。塾もやめてしまい、勉強も全くしません。当時お母さんは「早く勉強しなさい」と言いすぎていました。つまり、過干渉の子育てをしていたのです。

そこで、いったん「勉強しなさい」と言うのをやめ、良好な親子関係を作るように意識されました。その後で、上手に動機づけをし、勉強のやる気を引き出しました。すると4カ月後、ゲームを我慢して勉強するようになり、5教科合計433点をとることができたのです。

三井さんのように、まずは過干渉の子育てをやめ、良好な親子関係を作る。それができてから、本当に伝えたいことから優先的に伝える(もちろん、言い過ぎはNGです)。もしくは、自然とやりたくなるような仕組みを作る(動機づけなど)。こうするだけで、子育てはかなり楽になります。

前回:「親の愛情不足」感じる子に見えがちな3つの特徴(5月4日配信)

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