松崎:歩きながら、お互いに品定めするわけですね。で、3部がいよいよパーティです。参加費は男性8000円、女性6000円。そうしたらね、あまり盛り上がらない。そこで事前に準備していた市のベテラン女性職員が表れて、「愛のコンシェルジュ」の腕章を付けて会場を回り始めたわけです。
坂之上:盛り上がらないから?
松崎:そう、盛り上がらないから。だって男は、もぞもぞもぞもぞしている。女の子は積極的に動いているんだけど。
笑っちゃったのは、女の子2人組から聞いた話。会場から話をしながら出てきたので「もう帰るんですか?」って聞いてみたら、「ううん、ちょっと狩場から抜けるの」って。肉食系ってこういうことなんだってびっくりした。腹抱えて笑っちゃった。
坂之上:昔であれば、男の人が言いそうですけど。
松崎:男は、もぞもぞもぞもぞ。そこで愛のコンシェルジュが動いてくれた。どれぐらいまとまったと思います? なんと40%もカップリングできたんですよ。出席者のうち40%をカップリングできた。
坂之上:すごい。
松崎:実は、これが震災の3週間前の2月だったのです。これからアフターフォローもやろうね、と思っていたところで震災があったのでよく覚えているんですね。あれからかれこれ5回やっています。12月にもやります。
坂之上:結婚された方は?
松崎:いますよ。でも婚活で出会ったっていうことを言いたくないみたい。
坂之上:それはそうですよ。
松崎:実は、第1号が浦安の職員なんです。これまでに、なんだかんだで10組ぐらいまとまったと思います、私が伝え聞くところでは。
市民だけを対象としない
坂之上:それはすばらしい。市民のふれあいにもなりますよね。
松崎:対象は市民だけじゃないですよ。
坂之上:市民だけじゃない?
松崎:今の時代だから、栃木からも神奈川からも来ます。浦安の市民のためとていう考えを捨てようということです。
坂之上:日本のためですか?
松崎:そう。底上げすればいいんですから。
坂之上:え、どういうことですか?
松崎:だって若い方にすぐに浦安に住んでね、と言ったところで難しいんですよ。家賃は高いわ、ローンだって高いわ。でも子育ての政策を並べて、あ、浦安が抜け出ているなと思ったらいずれは来てくれる。
坂之上:はい、黙っていても。
松崎:それでいい。だから浦安市民に限定する必要なんてないんです。
それから先程もお話ししましたネウボラです。30億円の基金の使い道としては、お母さんと乳幼児への切れ目のない支援、ネウボラを進めようとしています。
坂之上:はい。あのフィンランドのネウボラですね。それ、ものすごく関心があります。
※ 後編は12月29日(月)に掲載します。
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