※前編はこちら:京丹後の「市民総幸福のまちづくり条例」とは?
高齢化社会は、長寿が実現したすばらしき社会
坂之上:京丹後市には100歳以上の方々がたくさんいらっしゃるそうですね。
中山:ええ。うちは人口6万人弱なんですけど、4月の段階で、この一年で100歳以上になる方が104人もいらっしゃったんです。
坂之上:104人もいらっしゃるのですか、すごいですね。
中山:全体的には女性の方が多いですね。全国平均の約2.5倍は、いらっしゃるんじゃないでしょうか。
坂之上:レシピブックも作っていらっしゃいますよね。
中山:はい。『~今に活きる~「京丹後」百寿人生のレシピ』っていう本なんですけど、300円で、市内で売ってます。今年も、第二弾として、全国募集も含めてまとめた長寿の秘訣集を11月に出します。
坂之上:こちらは京丹後市内でしか買えないということですが、内容は面白いし、役に立つし、市内でしか買えないのは残念すぎます。普通に出版されて、全国で販売されたらいいな、と思いました。
中山:そうですか。ありがとうございます。
坂之上:だって、100歳を超える人がいっぱいいる、長寿の村の食事の秘訣ですよ。どこの出版社でも、飛びつきそうな内容です。このインタビューを見たどこかの編集者が本にしたいって、きっと申し込みがくるんじゃないかと思います(笑)。
中山:僕は、高齢化社会について、みなさんに言いたいことがひとつあるんです。高齢化社会っていうと大抵、年金とか医療とか介護とか、負担がたくさん増えて社会的な問題だ、困った、困ったっていう文脈で語られることが多いでしょう?
坂之上:そうですね。
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