自家製「サラダチキン」で「食中毒」にご用心! プロが指摘する《自己流「低温調理」の大きなリスク》

自家製レシピの「食中毒リスク」1位は「サラダチキン」。低温調理の鉄則、知っていますか?(写真:kikisorasido/PIXTA)
「低温調理」で鶏むね肉もしっとりおいしく――。だが、自己流の「低温調理」には「食中毒」のリスクがある。
厚生労働省、食品安全委員会、農林水産省、自治体などは、加熱不十分な鶏肉に対し注意喚起を促している。
ネットレシピで鶏むね肉を「低温調理」
鶏むね肉といえば、低カロリーで高たんぱく、メタボ対策や筋トレに人気の食材だ。
東日本に住む40代の女性が、ネット上のレシピを参考に鶏むね肉をはじめて「低温調理」した際は、感動すらした。
従来のパサついた食感とは違い、しっとりジューシー、しかもヘルシー。いまではすっかり、作り置きの定番になった。
「低温調理」とは一般に、フリーザーバッグ等に入れた食材を、一定温度に保ったお湯に入れ、たんぱく質が完全に凝固しない程度の比較的低温で長時間加熱するなどして行う。
専用の機器も市販されているが、冒頭の女性が利用しているのは、ネットで知った「沸騰したお湯につけ余熱で火を通す」という手軽なレシピだ。
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