坂之上:メディアはどうしても政局のことばかり報道しがちです。政治家が悪いことをした場合に、これでもか、これでもか、と叩く。でも本当は政治ってそういうものではない。すごく、大事なものですよね。
松崎:絶対そう思いますよ。
坂之上:ですよね。政治家のやっていることには手を合わせたくなるようなことがいっぱいあるのに、そういうことがあまりメディアに流れないのは、どうかと思うんです。子どもたちが憧れる職業じゃないと、いい政治家が増えませんから。
松崎:いや、ほんとうにそう思います。
坂之上:ですから、いい政治家の方が地味だけどいろんないい政策をされている、ということについて、きちんと紹介していきたいのです。
松崎:なるほど、なるほど。いいですね。大賛成です。よろしくお願いします。
「お年寄りにもわかりやすく」を心掛けている
坂之上:私は11歳の女の子の母親で、NPOもやり、ビジネスもやり、という生活をしています。そうした女性が初めて聞いても分かるような形でご説明をお願いします。
松崎:わかりやすい語り口でね。
坂之上:ちょっと難しい話になったら、「どういう意味ですか」と突っ込みます。
松崎:私も日ごろから、小学校5、6年生やおじいちゃん、おばあちゃんに届くように、と心掛けています。できるだけ易しい言葉でご説明します。
坂之上:よろしくお願いします。まず、松崎市長が、なぜ政治家を志したか。そこから伺いたいと思います。
松崎:そうですね、今5期目なので就任して16年になります。16年前にさかのぼると、私は千葉県議をやっていたわけです。その前には11~12年ほど国会議員の秘書をやっていた。
この秘書時代に、ものすごくいい代議士についたんです。私たち秘書は、尊敬の思いを込めて日頃は「おやじさん」と呼んでいました。
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